何か写真のきっかけになればと出掛けた美術館で面白いものを観た。自由な発想と展開活動を試みようと意欲的に取組む10人の作家が新たな絵画表現の行方を模索する展覧会「双風展」である。そのモチーフ、その色彩、その構成、作者の熱い筆遣いを感じとるべく至近距離でじっくりと鑑賞し終わったあと、猛烈に写欲が湧き出た。主催者に撮影許可をもらい、特に印象の強かった作品を被写体として私なりに切り撮ってみた。このGallery「印象〜双風展より〜」を作った意図は、この素晴らしい展覧会を紹介することにある。いつかあなたの街で双風展が開かれることを願って。 |