2005-06-22日
カタログ出演
- Tom
- カテゴリー:INFO
某日、新木場のAL-STUDIOに行ってきた。撮影するほうではなく撮られるほうでだ。エプソンから出ているプライベートラボというユーザー向けの製品カタログが改訂されるので、そのモデルとしての出演依頼が博報堂からあったのだ。一応作品を数十点提出し出演OKとなった。モデルは他にも数人いるらしい。どういう内容のカタログかは詳しく聞いていなかったし、エプソンの雑誌広告は一度登場させてもらったので軽い気持ちで出かけた。
だが、タクシーでAL-STUDIOに着いてちょっとビビった。スタジオは3階建ての広々とした本格的なところで、一見してクリエーターと分かる若いスタッフが大勢いる。皆私の顔を見るなり「よろしくおねがいします!」と次々に声を掛けてくる。紹介された担当者と挨拶もそこそこ、写真はカタログのメインビジュアル用と押さえ用、雑誌広告用の3カットを撮るとの説明を受ける。どういうカタログになるのかイラストで描かれたイメージを見せられたのだが、そこには1ページほぼ一杯に作品を持って立っている人がいるではないか。え~聞いてないよぉ~、こんなに大きく載るのぉ? やっぱり美容院に行っておくべきだった。しかも全身写真もあるじゃん! 今日履いてきた靴もジーンズも普段用のボロだよぉ~(・_・) とあっけにとられる私はさぁさぁこちらへと控室に通される。そこには部屋に入った私の顔をじっと見つめる2人の女性がいる。一瞬、俺に気があるのか??と馬鹿な考えが頭を過ぎったが、彼女らはメイクさんだった。もちろん私を化粧の対象として算段していたのだ(^^ゞ
・メイク中(ティッシュがじゃま) ・メイクさんとスタイリストさん
早速スタイリストとカメラマンが衣装を決める。衣装は事前に言われていたとおり、季節感のないラフなシャツを3着持参して行った。前日に奮発して買ったリーバイスのシャツは派手すぎるという理由であえなくボツ。ちょっとよれよれのユニクロシャツが衣装に決まった。スタイリストさんがシャツにアイロンを掛けてくれている間にメイクが始まる(ドキドキ)。髭の際を整え、ファンデーションを塗り、きりりと眉を描き、リップクリームで唇に艶を出す。おー、いい男だ! しかし、ヘアスタイリングワックスでワイルドに決めていった(つもりの)髪の毛はメイクさんにブローされてよそ行きになってしまった。生まれて初めてしてもらったメイクは快感だった。クセになったらどうしよう(^^ゞ
準備は整った。いよいよ撮影の開始だ。控室を出てセッティングされたスタジオに移る。カメラマンやスタッフはほとんどが amana の人たちだ。Fotologue.jp で有名なあの amana だ。カメラマンといろいろ話しながら機材を見せてもらう。カメラは見たこともない大判カメラで、300万円するというデジタルバックが付いている。1カットごとFireWireで接続されたMacintoshに画像が転送され、モニタ上のビューアーに写真が表示される仕組みでフィルムは一切使わない。
・全身カット撮影準備中 ・デジバック付大判カメラとMacintosh
まずはビジュアルカットの撮影だ。A3サイズの作品 (実際はグレーの厚紙。後処理で作品をはめ込み合成する) を両手で胸の前に持ち、表情を変えポーズを変えバンバン撮られる。大型のフラッシュが何灯も閃光するが、うまくデフューズされていて眩しくはない。数カットおきにメイクさんとスタイリストさんがさっと寄ってきてヘスタイルやシャツを整えてくれ、水は飲むか?暑くないか?とそれはもう至れり尽くせりで、すっかり私もタレント気分(^∞^)←木登り豚
撮影中はカメラマンから簡単な注文を付けられるが、困るのは「笑ってください」だ。渋い表情は私のデフォルトだから引き締まった表情を注文されても問題ないが笑うのは無理だ。笑おうとしても顔が引きつる(ー"ー) そこで登場したのは陽気で愛嬌のあるスタイリストさん。幼児の記念撮影をするとき、音の出るものをカメラの後で振って目線を引く動作、それを私にやるのだ。それがもう可笑しくて可笑しくて馬鹿笑いしてしまった。もう緊張はすっかり解けて撮影はスムースに進み、普通は手こずるという素人モデルの笑顔なシーンの撮影も短い時間で終了した。
続いてはエプソンのスキャナやプリンタなどの製品を前に、作品を持って立つカットの撮影だが、準備が出来るまで時間がかかるらしく、それまでコピーライターが私に話を聞きたいという。コピーライターに話?! それも聞いてないよぉ~ そんなことなら写真理念三箇条でも用意しておけば良かった・・・と、そんなことも一瞬考えたが、インタビューは楽しい時間だった。好きな写真のことについての質問ならボイスレコーダーを前にいくらでも喋れる。写真を始めたきっかけ、PM-4000PXのこと、GT-X700のこと、作品のこと、デジタルカメラのこと、銀塩カメラのこと、趣味のこと、コピーライターが聞き上手だったこともあって、インタビューが終わったときには喉がカラカラだった。
・EPSON製品とMy小道具 ・準備の間メイクさんたちは暇そうだ
3階から2階のスタジオに移動して撮影の続きだ。2階では別なカメラマンが待機していた。機材も変わって今度はマミヤ6×6のデジタルバック付とEOS-1Dsの2台体制だ。やはりこちらでも撮った画像はカメラからMacintoshに送られる。広いテーブルの上にはPM-4000PXと新しく発売になるスキャナGT-X750、ライトボックスなどが置かれていた。その脇には小道具として持って行った私のHASSELBLADとブローニーフィルムがあった。ここでもさっきと同じようにA3サイズのグレーの厚紙を持った姿と、スキャナにフィルムをセットしている様子を撮られる。部屋風にセッティングされた背景の壁にはグレーの紙が額装して掛けてあったが、そこにも私の作品がはめ込まれるようだ。こちらでも撮影は順調に進み、予定されたすべてのカットが撮り終わった、ふぅ~。
・amanaのカメラマンと1Ds ・モニタの中で微笑むTom
控室に戻るとカタログに出演する方が二人来ていた。どちらの方も年配でスーツ姿もバッチリと決まって風格がある。お一人はメイク中で、もうお一人はさっきのコピーライターにインタビューを受けていた。着替えながら話をちらっと聞いていたがスゴイお方らしい。着替えも終わってスタジオの片隅でコーヒーを頂いていると、さっきのお一人がメイクを終えて控室から出てきた。スタッフに35mmネガフィルムはないか?としきりに聞いている。ポジならありますよ、と私が声を掛けると、売ってくれと言う。やはりこの方も私同様、こんな本格的なスタジオで撮影するとは思っていなかったらしく、記念にスタジオ内をスナップしていくという。もらい物の期限不明ポジフィルムが1000円で売れて昼飯のイクラ丼になった(^o^)
3時間ほどのにわかモデル体験だったが、普段は写真を撮る側の私が、撮られる側に立つのもいい経験になる。それよりもスタジオでプロの仕事を目の当たりに出来たのが一番の収穫だった。スタッフの方たちと雑談しているときに「写真を仕事にできるなんて本当に羨ましい」と言う私に、「いやいや、写真は趣味で撮りたいですね」と帰ってきた言葉が印象的だった。ちょっぴり名残惜しかったが新木場のAL-STUDIOを後に帰路についた。
エプソンのカタログプライベートラボ(改訂版)は6月末には全国のショップに並ぶとのことです。
かかか。何タレントやってんすか!(笑
すげー。最近の現場は皆こんな感じですよ。大判についてるのはスライダーボードとフェーズワンのデジバックですね~。多分トヨビューの45Gかな?私が仕事でこなしていた構成と全く同じかも(多少の違いはありますが)笑
こりゃ出るのがたのしみですね~!
あはは、苦しいので生活費稼いでるんですぅ~^^;
shingaiはん、機材に詳しいですな。あのデジバックは4X5まで対応しているとか言ってましたね。
しかしカメラマンの仕事も楽になりましたよね。デジタルだと緊張感が感じられません。
タレントデビューおめでとうございます(^^)
エプソンに縁があるのにキヤノンのプリンター買ってしまうなんて・・・(笑)
うちも会社用に安い3100というのを買ったけど確かに使い勝手がいいわ。
うひゃひゃ。
爽やか過ぎる笑顔がおかしくて笑ってしまいました(すみません^^;)
全国のショップに置かれるカタログなんですねー
メジャーデビューおめでとうございます
カタログが出るのを楽しみにしていま~っす
■ぼりちゃん
タレントぢゃあ~りませんが出演してしまいました。
キヤノンのプリンタを持っていることは内緒です^^;
確かに何かちょいと印刷するにはキヤノンが便利ですが写真印刷ならエプソンですね(ヨイショ
■Yayoiちゃん
絶対に笑ったカットが採用されると思ってました^^; 渋い表情のほうが良かったなぁ。
それに何だかこの私の笑顔、タコ八郎のような目してますよね・・・ orz
カメラ雑誌の広告にもなるそうです。来月号あたりかな。
Tomさん、今度はカタログ出演おめでとうございます(^_^)v「渋い表情は私のデフォルト」というくだりに笑ってしまいましたよ~! いい仕事してますね~。
タレントデビュー、おめでとうございますヽ(^o^)丿♪
早く紙に載っかったTomさんを拝見したいですっ
楽しみだわ~^^
広告の被写体になるとはスゴ!!
そのうちエプソンおじさんってよばれるかも・・・・・
モノクロ派の私はPX5500がと~ても気になってます。
うわ!爽やかな笑顔ですねー
出演おめでとうございます^o^
しかしすごい内容なんですね、びっくり。
実際の広告を見るのを楽しみにしています。
■きえふにいさん
ありがとうございます。
これも元はと言えばフォトコン誌編集部A氏のおかげです(^^)
どちらかというときえふにさんのデフォルトも渋いほうでは?^^;
■ヨーキーちゃん
ありがとう~ でもタレントぢゃなんですってばヾ(^^;
カタログは自宅に送られてくるはずなので今日か今日かと心待ちな私です~
紙に載ったTomさんの顔に落書きなどしないでくださいねー (へのへのもへじ)
■ichiさん
あ、ご無沙汰しております。わざわざありがとうございます。
エプソンおじさんですかー? あのカタログの中では一番若手なのでエプソンおにいさんとCalled Me!(^m^)
PX-5500はかなりイイらしいですよ。でもちょっと高すぎ・・・
■あみぃちゃん
爽やかですか?! ありがとう~ これもスタイリストのお姉さんに感謝ですね^^
カメラマンは「はい、笑って下さい」これしか言いませんでしたから^^;
内容は豪華ですよね~ 私もびっくり! エプソン商売繁盛?
■Tomさん、
げっ、凄い!格好良い!アジトの埃り、ん?誇り!
近所のスーパーのチラシに載るのとはわけが違いますよね~。凄い、尊敬。
散ちゃん!
「アジトの埃」素晴らしい!使わせてもらいます!コピーライターも真っ青^^;
近所のスーパーのチラシに載ったら、そりゃ目立つでしょうねぇ^^;
タレントデビューだぁ!!
だったら,サインをもらっておくんだった(^^ゞ
いしずみさん、始末書のサインならしょっちゅうしているんですが(^^;ゞ
Tomさんご無沙汰です。
でもFotologueはほぼ毎日チェックしています。
Tomさんの写真やコメントからいろんなことを学んでいます。
ホント素敵な出逢いと経験をされていますね。
このカタログ見るのが楽しみです。
zekiさん、こんにちは。
Fotologueチェックありがとうございます!
その一言が毎日更新の原動力になっております^^
昨日PCショップに行ってきたのですが、カタログはまだ置いてないようでした。
ひさびさに、ブログ見てみたら(◎_◎)
今度は、カタログ出演ですかぁ~まいったぁ~
早くTom兄貴のにやけたお顔をアップで見たいです!
ひょっとして、次はアヤヤと共演!?
その時は是非呼んで下さい~(笑)
PUUさん、昨日カタログが自宅に送られてきました。
やっぱ印刷物はいいですね~ 顔のアラも目立つけど^^;
そういえばアヤヤが出演しているエプソンのCMも博報堂が手がけているんですよね~
競演するならキヤノンのCMに出てる長谷川京子のほうがいいなぁ^^;
Tomさん、デフォルトで渋めのきえふにいさんです(笑)! BBSにプレゼントを貼っておきましたぜ。うっひっひ。「異議なし」という意味ですね。
きえふにいさん! はせきょーをありがとうございます!
次は女子アナをリクエストしちゃいます♪
フジテレビの高島彩おねがいします~
異議あり??
そいつは異議ありですよぅ(^^;)
orz