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FUJIFILM X-T1
FUJINON XF18mm F2 R
Adobe Lightroom 5.7
Profile:CLASSIC CHROME
◆常陸国の国府が置かれていた歴史のある町、石岡市に行ってきた。この町の中町商店街には昭和初期の古い建物がぽつぽつと残っている。当時流行していた看板建築というもので洋風デザインの外装に仕立てたものなのだが、なかなかどうして見た目は重厚で趣がある。◆純な日本家屋も残っており、写真9〜12は江戸時代末期に建てられた染物屋「丁子屋」で、内部が見学できる。裏通りに入り込むとシャッターが閉まったままの店舗や廃屋、空地が目立つが古く味のある建物も多い。◆ちょうど昼時だったのでたまたま見つけた中華料理店に入ってみたのだが、この店がまた映画『ALWAYS 三丁目の夕日』に出てきそうな昭和レトロ過ぎる店で、この日で一番フォトジェニックな被写体だった。◆ご主人と奥さんに頼んで、開店して43年になるという店内を少し撮らせてもらった。奥さんは「汚いから、汚いから」と言うが、43年という長い時間が店内の全てのものに染みこんだその空間に、私には尊いものを感じた。◆跡取りがいないとのことなので、この店もご主人の代で終ってしまうのだろうか。距離的にちょっと遠いけど、全メニューを制覇するつもりで通いたいと思う。そしてこの日頂いたタンメンは大変美味であった。

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